わきがの原因
わきがは、脇の下などから出る汗に含まれる成分が、皮膚の常在菌や微生物に分解され、その代謝物として独特の発酵臭が生じる事によって起こります。
特に脇の下の汗腺には、皮脂やたんぱく質を多く含んだ汗を分泌する、アポクリン腺が多く分布しています。
このアポクリン腺には、異性を惹きつけるフェロモンの役割があるため、通常の汗腺(エクリン腺)に比べて、皮脂やたんぱく質などの栄養分を多く含んでいるため、アポクリン腺が集中する部分は、皮膚常在菌などの細菌が繁殖しやすくなります。
それによって、臭いの原因である腋臭(えきしゅう)が生じやすくなるのです。
また、わきがの原因は、食生活にも大きく関係していると言われています。
肉食の割合が多く、脂っこい食事を多く摂る習慣のある欧米人は、80~90%がわきが体質であるため、わきがなどの体臭は、日常の事として考えられています。
そして、皮膚が脂っぽい人は、皮脂腺がよく発達しているため、皮脂の分泌量が過剰になりやすいため、皮脂に含まれる脂肪酸が酸化しやすく、体臭の原因になったり、わきが臭が強くなる原因になると言われています。
また、わきがは遺伝とも関係性が深く、片親がわきがの場合にはわきがになる可能性が約50%で、両親がともにわきがの場合には、70~80%の割合で遺伝すると言われています。
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